通信障害 今なお1270件/台風13号
NTT西日本 150人体制で復旧作業
NTT西日本沖縄支店によると台風13号の影響による通信障害は11日午前9時30分時点で1270件となっている。故障件数は最大で1350件まで上ったが、同社では復旧作業に150人体制で当たり、早期復旧へ向けて取り組んでいる。
故障原因は台風13号の強風などによる倒木や飛来物等による通信ケーブルおよび引き込み線などの損傷。一部地域で電話およびインターネット接続等のサービスが利用できない状況となっている。同社では総力を挙げて早期復旧に努めているが故障地域が広範囲にわたっていて、全ての回復にはしばらく時間が掛かる見込みのため、理解と協力を求めている。
一方、ネットを活用し仕事をしている市民は「市内でインターネットで仕事をしてる個人事業主や個人で宿を営んでいる人などがいる。ネット回線に依存しているため長期間にわたり使用できないとなると仕事が難しくなる」と話した。
さらに「固定IPでセキュリティーを通す場合だと回線が回復しないと業務にならない。宮古島はテレワークやITによる産業活性化などを市としても推進しているが、(台風で回線が損傷するなど)こういった状況を考えて市として取り組まないと産業として成り立たない」と指摘した。
故障申告の受け付け、倒れた電柱や切れたり垂れ下がった通信ケーブル等を発見した場合には固定電話から局番なしの「113」か、携帯電話・PHSから「0120・444・113」まで連絡を。