勇壮な獅子舞奉納
豊年満作 盛大に祝う
上区自治会
城辺の上区自治会(喜屋武則吉会長)は旧暦8月15日に当たる13日、上区公民館(與那覇敏一館長)で祈願祭・共進会・豊年祭を開催した。多くの住民らが参加。勇壮な獅子舞いを下里添神社に奉納し、豊年満作を盛大に祝った。
下里添部落は1921(大正10)年に二字に分かれ、下里添上区と下里添下区となった。
上区公民館前にある下里添神社は、昨年の旧暦8月15日の十五夜に落成式が挙行された。今年の旧暦8月15日でちょうど1年を迎え、参加者らは気持ちを新たにした。
祈願祭の礼拝式では、大祓や祝詞奉上などの儀式が執り行われた。
與那覇館長は「上区自治会の豊年祭は、長い年月にわたり継続している、恒例の伝統行事であり、豊年満作の祈願祭を祝うとともに総合共進会を兼ねた盛大なお祭りである」と式辞。
その上で「野菜、葉タバコなどの生産は、城辺地区内でも上位である。畜産部門は宮古地区では常に上位にあり、目覚ましい活躍を成し遂げている」と述べた。
次いで喜屋武会長が農産物生産実績で優秀な成績を収めた農家59人に賞状を贈呈した。
上区の獅子舞いは、市の無形民俗文化財に指定されている。力強い舞いは、参加者らを魅了した。
特設舞台では、趣向を凝らした多彩な演目が披露され、参加者らは楽しいひとときを過ごした。