五穀豊穣 踊りで祈願
獅子舞、クイチャー奉納
うるか豊年祭
城辺のうるか自治会(饒平名健二会長)の十五夜祭りと豊年祭が13日午後、砂川公民館やうるか神社で行われた。多くの地域住民が参加し、伝統芸能の獅子舞とクイチャーを奉納して五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を祈願した。
豊年祭は午後3時ごろに始まった。初めに公民館で御願行事が行われ、砂川獅子舞(シーサアラス)保存会のメンバーが勇壮な獅子舞を披露し、厄をはらいながら五穀豊穣を祈った。女性は踊りを奉納した。
引き続き公民館前の広場でクイチャーは踊った。これを終えると公民館から数百㍍離れたうるか神社に移動し、ここでも獅子舞と踊りで地域の発展を願った。
男性は、威勢の良い掛け声とともに、伝統芸能のうるかクイチャーを勇ましく踊った。女性はそろいの法被を着て優雅に舞った。
参加住民は伝統文化を引き継ぐ喜びと充実感をかみしめながら踊り、うるか部落の発展を祈り続けた。
陣頭指揮を執って祭りを盛り上げた自治会の饒平名会長は「五穀豊穣と無病息災を願う大切な行事。今年もみんなで踊って祈ることができた」と話し、「この重要なイベントをしっかりと継続していきたい」と伝統文化の継承を誓った。