平良地区敬老会
5826人の長寿祝う
会場に笑顔あふれる
宮古島市平良地区敬老会が13日、マティダ市民劇場で開かれた。70歳以上の5826人を盛大に祝い、健康長寿に期待を込めた。高齢者らはステージで繰り広げられる多彩なプログラムを楽しみ、会場は笑顔であふれていた。
平良地区で今年敬老会入りした高齢者は486人、88歳の米寿を迎えたのは162人、新100歳は9人だった。
式典の部で下地敏彦市長は「平良地区や宮古島市が発展したのは、皆さんの長年の努力と尽力のたまものであり、敬意を表したい。高齢者がいつまでも元気で安心して暮らしていけるよう、市の職員が一丸となって誠心誠意取り組んでいく。これからも健康に留意し、幸多き日々を過ごすことを祈っている」と式辞を述べた。
来賓に招かれた市議会の佐久本洋介議長は「皆さんの培った知恵を後輩に授けてもらえれば、宮古島市は長寿の島として大発展を遂げる。合併し14年が経つが宮古島市には課題がある。心豊かな街作りには諸先輩方の貴重な意見、提言を頂きたい」と呼び掛けた。
敬老会入りした新70歳の仲宗根正治さんは「高齢化社会が進む中、私たちの果たす役割は大きくなってくる。これまでの経験を元に若い世代と手を取り合い、地域発展に貢献したい。生涯現役のつもりで生きがいを持ち、頑張っていくことがわれわれの努めだ」と決意を語った。
アトラクションの部では、西原みどり会や結の会、ニヌファブシ老人クラブなどが琉舞を披露した。東保育所の園児らは元気に踊ったあと、「いつまでも健康でいてください」と方言でメッセージを送った。
敬老会は16日に佐良浜、伊良部の両地区で開催される。城辺、上野、下地の3地区は12日に行った。