社会・全般
2019年9月16日(月)8:58
10月着工へ説明会開催へ/保良弾薬庫
防衛省が地元住民対象に
宮古島への陸上自衛隊ミサイル部隊配備計画で、防衛省が弾薬庫の10月着工を目指し手続きを進めていることが、同省への取材で分かった。弾薬庫は駐屯地から離れた城辺の保良鉱山地区に建設する計画。同省は近く保良、七又両地区の住民を対象にした説明会を開く方針。日程調整のため、週明けにも地元関係者と協議する予定だ。
防衛省は8月に県赤土等流出防止条例に基づき、工事の内容や流出防止策などを県に通知した。条例の基準に適合していると確認されれば、着工できる。弾薬庫施設の面積は約19㌶で、完成まで1年以上かかる見通しだ。
防衛省は3月、弾薬庫に先行して宮古島駐屯地を開設。同駐屯地をめぐっては4月に、地元への説明とは異なる形で中距離多目的誘導弾や迫撃砲弾が保管されていたことが発覚。これらの弾薬は島外に搬出された。