演舞で大橋を表現/結の橋学園 初の運動会
「感動と絆を深め、未来をつなげ、伊良部島魂」をスローガンに、結の橋学園の幼・小・中合同の第1回運動会が15日、旧佐良浜小学校グラウンドで開催された。園児、児童、生徒たちがこの日のために練習してきた成果を堂々と披露。笑顔いっぱいに伸び伸びと躍動する子供たちに会場からは大きな拍手が送られた。
初の合同運動会には、幼稚園児20人、小学生213人、中学生107人の合計340人が心地良い秋風を受けながら、歴史的な同学園初の運動会を盛り上げた。
宮城克典校長は、あいさつで「島の子供たちの素晴らしさはまさに、未来へつなぐ伊良部島そのもの。子供たち、保護者、地域、学校が三位一体となって絆を深め、歴史的なこの運動会を成功させよう」と呼び掛けた。
全校生徒が出場した「結の橋特技」では、中学生が小学校の低学年と一緒に大きなパンツに入って走る「デカパンリレー」や低学年と中学生が一緒に棒を持ち、三角コーンを一周する「台風の目」など趣向を凝らした種目で会場を沸かせた。
また、中学生全員による演舞では、女子生徒が青い生地で海と波を、男子生徒は組体操で伊良部大橋を表現すると観客から「すごい、すごい」などの感想が聞かれた。
そのほか午前の部の最後は、「校歌ゆうぎ」が行われ、児童生徒たちが、同校のさらなる発展を願って元気いっぱいの踊りを披露した。
最後は、全校児童生徒で大綱引きを行い、初の運動会の思い出を胸に刻んだ。
市立伊良部島小中学校(結の橋学園)は島内の4小中学校が統合し、市内初の小中一貫校として今年4月にスタートしている。