下地、砂川さんに努力賞/婦人の主張中央大会
【那覇支社】県婦人連合会(本永静江会長)などが主催する第52回婦人の主張中央大会が19日、那覇市で開催された。宮古地区からは、代表として下地菊江さん(鏡原婦人会)と砂川美紀子さん(砂川婦人会)が堂々と発表し、努力賞が贈られた。
下地さんは「支え合う、学び合う婦人会活動」との演題で発表。活動の予算作りを空き缶収集から始めたこと、それを見ていた自治会が支援の手を差し伸べてくれたこと、青年会や老人クラブとの関係が深まったことなどを紹介した。
砂川さんは、「子育ては地域の力で」と題し、「婦人会では、みんなが子どもを見守ってくれる。ベテラン母ちゃんたちなので子育てを学べる」「一人で悩まず、地域や祖父母たちと共存し感謝しながら子育てしたい」などと語った。
表彰後、下地さんは「すごく緊張して、うまく話せなかった。今後は、誰でも婦人会に関心を寄せてもらえる活動ができるように、みんなで考えていきたい」と話した。
砂川さんは「原稿と向き合う毎日だったので、今はほっとしている。多くのお母さんたちにも婦人会活動への参加を呼び掛けて、輪を広げていきたい」と語った。
大会には、県内6地区から11人が出場。このほか、宮古地区からは木場恵美子さん(東婦人会)が「自分らしく活きる」と題して原稿参加した。最高賞となる県知事賞には「命ぬ水、私に教えてくれたこと」の演題で発表した内盛朝佳さん(竹富ぶなる会)が選ばれた。
同大会は、女性の能力開発や地位向上、婦人会組織の活性化、調和の取れた「ふるさとづくり」などを目指し、1968年から毎年開催されている。
主催者あいさつで、本永会長は「婦人会活動は婦人・女性の資質の向上と地位の向上に役立ち、地域社会の発展に大いに寄与している」と述べた。