FDAチャーター就航/下地島空港
国内線初 広島結ぶ/市、観光協が盛大に歓迎
下地島と広島を結ぶフジドリームエアラインズ(FDA)のチャーター便が23日、就航した。下地島空港では国内線初のチャーター便で、広島から計2本を運航する。宮古島市や宮古島観光協会が23日、初便の乗客を盛大に歓迎した。
静岡県を拠点とするFDAのチャーター便は、当初21日に長野から就航する予定だったが、台風の接近で欠航に。結果として広島からのチャーター便が国内線初の就航路線となった。もう1本は25日に運航する。
初便は午後1時すぎに下地島空港に着陸した。到着棟では法被を着た市や観光協会の職員が三線演奏を披露したり、記念品を手渡したりして乗客を歓迎。「ようこそ宮古島へ」の声を掛けながら迎え入れた。
宮古島に初めて訪れたという松本隆恵さん(62)は「宮古島は海がとてもきれいだと聞いているので、それが一番の楽しみ」と笑顔を見せ、「後は、おいしいものをゆっくりと味わいたいですね」と島の郷土料理にも興味津々だった。
チャーター便就航に当たりFDAチャーター事業部の山田潤部長は「長野からの便は台風の影響で欠航となり残念だったが、広島からのお客さまには宮古諸島を楽しんでほしい」とコメントを寄せ、「宮古圏域へのチャーター便はこれまでも運航しており、これからも引き続き全国から来ていただけるように運航をしていきたい」としている。
歓迎に訪れた観光協会の池間隆守専務理事は「国内線初のチャーター便を歓迎したい」と喜び、「FDAは毎年チャーター便を運航させて宮古島を内外にPRしている。都市圏だけではなく、ローカル空港をつないでくれているところも大きい」と感謝し、一層の観光振興に期待を込めた。