マンゴー農家に交付
エコファーマー認定証/宮古農水振興セ
宮古農林水産振興センター(長崎祐二所長)は24日、宮古地区エコファーマー認定証交付式を行った。長崎所長が環境に優しい農業に取り組むマンゴー農家の下地一武さん(36)=上野=と下地直輝さん(同)=平良=の代理で参加した妻の明葉さんに認定証を交付した。下地一武さんは再認定、下地直輝さんは新規。認定証の期限は5年。
エコファーマーとは、県持続性の高い農業生産方式の導入に関する指針に基づき、持続性の高い農業生産方式を導入する計画を立て、県知事の認定を受けた農業者。宮古島市での認定者数は今回の2人を含めて7人。多良間村での認定者数は223人。
今回認定を受けた2人は、今後マンゴーにエコファーマーマークを付けて販売することができる。家庭で日記を付け、毎年土壌検査を受けることになっている。
交付式で、同センター農業改良普及課の名嘉真清美課長は「土づくりに関する技術に加え、地域慣行施肥における化学肥料窒素成分の約3割減、化学農薬の地域慣行使用回数の約3割減を目標に取り組み、環境に配慮した農業生産を行っていくことになる」と述べた。
長崎所長は「宮古のマンゴーが日本一ではないかと思っている。今後とも一生懸命取り組んでほしい」と激励した。
下地一武さんは「今後ともおいしいマンゴーづくりに取り組んでいく」と気持ちを引き締めた。
交付式後、参加者らは記念撮影を行った。