県営南、北団地建替えへ/県土木建築部
実施設計を入札/築30年以上で老朽化
県土木建築部はこのほど、県営平良南団地(平良下里)と同北団地(平良西仲宗根)の建替工事実施設計業務(第1期)の入札を行った。南団地は都市建築設計、都一級建築設計事務所、設備研究所JVが落札した。北団地はエー・アール・ジー、ながはま建築工房、アカナ設備設計JVが行うことが決まった。着工は南団地が20年度末、北団地が21年度を予定している。
両団地とも築30年以上経過しており、老朽化が進んでいる。県のストック総合活用計画において、建て替え団地として位置付けられていた。
南団地は現在の3、4階建ての中層集合住宅10棟(174戸)を、10階建て3棟(198戸)に集約する。事業期間は19年度から26年度まで。総事業費は約36億円を見込んでいる。間取りは2DK~3LDKとなっている。
第1期工事では現在の12~14号棟を取り壊した後、A棟(67戸)を建設する。延べ面積は4711平方㍍となる。
北団地は現在の中層集合住宅10棟(144戸)を、5階建て3棟(160戸)にまとめる。現在の敷地にコの字型に3棟を配置する計画で、事業期間は21年度から27年度。総事業費は約30億円の予定だ。間取りは1LDK~3LDK。
第1期工事では現在の7~8号棟を取り壊して、A棟(47戸)を建設する。延べ面積は3382平方㍍となっている。