プレミアム付商品券 販売開始
消費税10%に伴い/低所得、子育て世代対象
「宮古島市プレミアム付商品券」の販売が1日、市役所平良庁舎で始まった。低所得者・子育て世帯が対象で、消費税率10%引き上げに伴う影響を緩和することが目的。販売初日は多くの対象者が集まり、商品券を購入していた。同所での販売は4日まで。
商品券は1冊に500円券が10枚つづられており、5000円分の商品券が4000円で購入できる。1人最大5冊まで。使用期限は2020年2月29日となっている。
取扱店舗は123店(1日現在)にのぼり、大型スーパーやドラッグストア、ガソリンスタンドなども含まれている。
商品券は現金化できず、額面に満たない場合でもつり銭は出ない。換金性の高い切手やプリペイドカードなどは購入できないほか、電子マネーへのチャージにも使用できない。
販売会は4日まで市役所平良庁舎1階会議室で行う。時間は午後1時から同5時15分まで。5日以降は宮古島商工会議所で販売する。
会場に訪れた対象者らは、購入に必要な引換券と現金を担当職員に手渡し、商品券を受け取っていた。無職の女性(65)は「年金暮らしなので消費税の引き上げは苦しい。プレミアム商品券を食料品や日用品の購入に充てたい」と話した。
市福祉政策課によると、引換券が発行されたのは3281人分。申請が必要な低所得者向けは、約9割が未申請という。申請期限は12月27日必着だが、早めの手続きを呼び掛けている。
問い合わせ先は、申請については市福祉政策課(電話72・3670)、商品券購入については市プレミアム付商品券事務局(電話050・5362・1068)まで。