平良125㍉の雨量観測/台風18号
最大瞬間 下地島で31・9㍍
台風18号は1日、勢力を弱めながら北上し、南西諸島から遠ざかった。9月29日夕から10月1日午後にかけて強風域に入った宮古島地方では、30日午後6時14分に下地島で31・9㍍の最大瞬間風速を観測した。降水は平良下里で最大125㍉を記録した。台風の影響で30日の全便が欠航した宮古発着の空の便は1日、各社通常運航に戻った。
台風の接近で、宮古島地方は29日午後4時30分ごろから1日午後3時ごろまで強風域圏内にあった。
下地島で最大31・9㍍の瞬間風速を観測したほか宮古島で27・8㍍、多良間島で25・2㍍の強い風が吹いた。いずれも30日午後。
強風で30日の空、海の便は欠航になったが、1日は航空各社とも通常運航に戻している。一方で海の便は1日も欠航に。2日からは運航する見通しだ。
台風接近による降り始め(30日午前0時)からの各地の雨量は▽平良下里125㍉▽平良鏡原111㍉▽城辺66㍉▽下地島99㍉▽多良間仲筋108㍉-だった。
この雨でサトウキビ畑や道路の一部が冠水した。
気象台によると、台風18号は1日午後3時には東シナ海を1時間に約20㌔の速さで北に進んでいる。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30㍍。
2日には進路を変え、3日午前に朝鮮半島付近に進み、九州北部地方に接近する恐れがある。