今年も助け合いの輪/赤い羽根美ら島伝達式
2019年度の赤い羽根共同募金運動が1日に始まり、宮古空港で「赤い羽根空の美(ちゅ)ら島便」宮古地区伝達式が行われた。日本トランスオーシャン航空(JTA)客室乗務員の石井優花さんから県知事メッセージが県共同募金会宮古島市支会の饒平名建次会長(市社会福祉協議会会長)に伝達された。
この運動は、住民相互の助け合いと地域福祉の推進を目的に全国一斉に展開されている。
市の今年度目標額は、509万3000円で、このうち262万8000円は県内の福祉施設や団体に配分、246万5000円は市内の福祉事業所に配分される計画。
石井さんは知事メッセージを読み上げ「赤い羽根共同募金運動は、昭和22(1947)年に始まり、今年で73年目を迎える。これまでご協力いただきました寄付金は、県内の社会福祉施設や団体に広く活用され、地域福祉の充実発展、災害時における被災者救援や物資の提供などの災害ボランティア活動支援等に役立てられている」と述べ、今後の協力に期待を込めた。
饒平名会長は「赤い羽根共同募金運動は、一人一人の善意と助け合いの精神によって支えられている」と語り、市民に協力を呼び掛けた。
下地敏彦市長(代読・下地律子市福祉部長)は「本市といたしましても、寄せられた募金が災害時のボランティア活動や、子供たちの育ちと学びを支援する活動、高齢者や障がいを持った方々への支援など、地域の福祉活動に役立てられていることを市民へ広くアピールしていく」と述べ、同運動が円滑に展開されることに期待を寄せた。
伝達式後、市社協の関係者、平良中学校からボランティアで参加した生徒たちが、市内の大型スーパー前で募金への協力を呼び掛けた。