生徒20人、誇り持ち演技
伊良部高最後の体育祭
来年度で37年間の歴史に幕を閉じる伊良部高校(大宮廣子校長)の最後となる第12回体育祭が6日、同校の運動場で開かれた。生徒全員による障害物競走やエイサー、伊良部島の老人会、婦人会などの踊りや卒業生による同窓会リレーなどが行われた。最後は生徒や地域の人々も参加して校歌ダンスを踊った。
体育祭は「さあ伊高!歓喜とともに高々と!伊高最後の体育祭!」をテーマに開催された。2年生5人と3年生15人の全校生徒20人の力走する姿や躍動する姿に観客から盛大な拍手が送られた。
伊良部島小中学校の児童生徒も参加した全体リレーでは、4チームに分かれて同校の1年生からスタートし、学年順に9年生までバトンをつないだ。9年生から高校2年生につながれ、最後は3年生がアンカーを務めゴールテープを目指した。
全体演技エイサーでは生徒全員でパーランクーや太鼓の音を響かせ「ダイナミック琉球」と「ミルクムナリ」を勇ましく舞った。
閉会式で生徒会長の宮国快吏さんが同窓会、老人会、婦人会、保護者などに体育祭を盛り上げてくれたことに感謝した。
その上で、「たくさんの方々に支えられ学校生活を送ることができていることを実感する1日となった」と話し「伊良部高は次年度で閉校になるが、これからも本校の生徒としての誇りを持ち、精いっぱい頑張っていく」とあいさつした。