11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
社会・全般
2019年10月18日(金)8:55

反対住民「牛歩」で抗議/保良弾薬庫建設工事10日

牛歩してトラックの進入を阻止する弾薬庫建設に反対する市民団体メンバー=16日、保良鉱山周辺道路

牛歩してトラックの進入を阻止する弾薬庫建設に反対する市民団体メンバー=16日、保良鉱山周辺道路

 沖縄防衛局が城辺の保良鉱山で陸上自衛隊の関連施設の建設工事を開始して10日目となる16日、弾薬庫建設に反対する市民団体のメンバー約20人が早朝から、道路中央をゆっくりと歩く「牛歩」で工事関係車両が保良鉱山へ入ることを阻止するなどの抗議活動を展開した。

 この日は早朝に国道から侵入してくるトラック4台を牛歩で阻止。約2時間にわたり進行を阻んだものの、宮古島警察署の署員たちが「(この行動は)道路交通法違反に当たる」と指摘し、移動を促した。

 署員が誘導してできたスペースを通行しトラックがゲート前へと進行したが、ゲート前で座り込んでいた別のメンバーと牛歩で阻止していたメンバーが合流し、「弾薬庫建設反対」を訴え、再度、トラックの進入を防いだ。その後、警察官の説得に応じなかったため強制排除された。

 ミサイル・弾薬庫配備反対!住民の会の下地博盛共同代表は「牛歩を始めて2時間過ぎたあたりから、警告して排除し始めた。警察のメンツもあるのだろう。根くらべの闘いになる。知恵を出し合い、有効な方法を考えたい」と話した。

 一方、保良鉱山に自分の敷地があると話す男性が現れ、ゲートの中に入れなかったことから入り口で先祖の供養をしていた。

 工事着工から建設に反対する市民団体のメンバーは工事関係車両の進入を阻止する活動に併せて、市役所平良庁舎前でも下地敏彦市長に市主催の市民説明会の開催を求めて集会を展開している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!