フードバンク事業開始
市社協
しまとうふが最初の寄付
市社会福祉協議会では今月1日からフードバンク事業「んまんま」をスタートした。フードバンクは地域住民から食料の寄付を受け付け、生活が困窮している人などへその食料を提供するもので、15日には事業開始最初の寄付者として、しまとうふの筒井秀樹営業部長が市社協平良支所を訪れ、漢那林地域福祉課長に食料を手渡した。
市社協の松下智美さんは「緊急に支援が必要な生活困窮者やそれに近い状況の人への食料提供は市の福祉政策のほか、(『んまんま』が)新たな受け皿となると考えている」と説明した上で、「第1号となった寄付はしまとうふの皆さんが社内で食品を集めて寄付してくれた。地域の皆さんにも協力してほしい」と市民に呼び掛けた。
食料が配布されるのはソーシャルワーカー、権利擁護等の社協職員、市福祉部職員が関わる相談者で、担当している相談員が状況に応じて必要と思われる量と期間を市社協の地域福祉係に伝え、適量を判断し提供する。
フードバンクが受け付ける食品は常温保存ができて賞味期限が1カ月以上あるもので、レトルト食品や缶詰、乾めん、米などとなっている。一方、肉や野菜などの生もの、ジュースや酒といった飲料などは受け付けできない。また、賞味期限が切れそうな食品がある場合は子供食堂や福祉施設へ寄付する方針。
フードバンク「んまんま」に関する問い合わせは市社協地域福祉係(電話72・3193)まで。