中部からチャーター便
下地島にソラシドエア初就航/離発着訓練も
東京羽田と九州5県を結ぶ路線などを持つ「ソラシドエア」(本社宮崎県)が20日、愛知県の中部国際空港と下地島間にチャーター便を初めて就航させ、満席の約170人を運んだ。下地島空港到着棟では、関係者が中部からの乗客を歓迎しながら新たな路線の運航を喜んだ。同社は離発着訓練も行っており、24日まで見学することができる。
ソラシドエアは、チャーター便の就航と離発着訓練を記念してファンサービスも展開。下地島空港ターミナルに名所「17END」での撮影を疑似体験できる大型写真パネルを設置したほか期間限定のスペシャルドリンクも販売している。
16日から行われている離発着訓練は24日まで。22日は午前9時~11時と午後0時30分~1時30分、23日は午後2時~4時、24日は午前10時~正午の時間帯に訓練する(天候等の事情で変更の場合あり)。
下地島空港への同社初のチャーター便は正午前に到着した。空港到着棟には同社社員ほか市や観光協会のメンバーが訪れ、乗客に記念品を配って歓迎した。
空港内で特別座学も行われ、ツアー参加の乗客がパイロットになるまでの道のりを機長らから習った。
愛知県春日井市に住む梶田健司さん(59)と妻の純子さん(59)は、チャーター便の就航を知り「絶好の機会」とツアーに参加。宮古島は2回目だという。
健司さんは「とにかく海がきれいでのんびりできるところがいい」と絶賛。純子さんは「チャーター便のおかげで楽に来ることができた」と喜び、「天気が悪くて飛行機から17ENDの絶景が見られなかったのは残念だったけど、帰りに期待です」と笑顔だった。