新総合体育館の建設を/市スポ協、加盟団体
武道場、プール併設/市に8項目の要望提出
市スポーツ協会(砂川恵助会長)と加盟21団体が21日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、新総合体育館(スポーツアリーナ)の早期建設を要請した。国際スポーツ交流拠点として利活用できるよう8項目の整備要望の実現を求めた。受け取った下地市長は「短期間で建設したいと考えているが、最短でも2年くらいはかかる。できるだけ要望に応える形にしたい」と語った。
整備要望に挙げられたのは▽床面積8000平方㍍程度で約2000人収容規模の体育館▽床面積1500平方㍍程度の武道場併設▽床面積3000平方㍍程度のサブアリーナ併設▽トレーニングジムの併設▽市民プールの併設-など。
砂川会長は「総合体育館はスポーツ活動の拠点施設である。台風で2度も屋根が壊され、大会運営に支障を来している。新総合体育館建設に向けて、市長の特段の配慮を賜りたい」と要請書を手渡した。
下地市長は「内閣府に要請したが、来年度の予算は決まっており、今から組み入れるの難しいようだ。台風災害なので緊急を要することを伝え、今年度は調査費を付けてほしいと求めてある」と明かした。
衛藤晟一沖縄担当大臣が視察のため宮古島に来島する日程調整を進めているという。
要請には市スポーツ協会をはじめ、バレーボール協会やバスケットボール協会、卓球連盟など10団体の代表が顔をそろえた。
屋根の一部が損壊している市総合体育館について、下地市長は「青天井のままにはしない。応急措置をとる」と修繕することも明言した。
屋内競技の県大会が宮古開催される場合、同体育館はメイン会場として使用されている。今後予定しているバレーボールなどの県大会は、伊良部島小・中学校の体育館を利用することで開催されるという。