社会・全般
2019年10月31日(木)8:55
職員200人が消防訓練/県宮古合同庁舎
防災意識を高める
県宮古合同庁舎で30日午前、消防訓練があり、職員約200人が消火器の使い方を確認したり、要救助者の搬送方法を実践したりして防災意識を高めた。
毎年1回行っている全体訓練で、県宮古合同庁舎の全職員が対象になる。庁舎3階の給湯室で火災が発生したことを想定し、放水や避難、要救助者の搬送を訓練して災害に備えた。
避難を終えると消火器の使い方を再確認。防火管理者の下地努県宮古事務所総務課長が説明し、実際職員に使わせながら使用手順を共有した。
要救助者の効率的な運び方も実践で習得した。
終了式で下地課長は「少し避難、誘導に時間がかかっている。災害時の円滑な避難に向けて意識を高めたい」と総括した。
自衛消防隊長を務める同事務所の稲福具実所長も「緊迫感に欠けるところがある」とし、「災害時は予測できないことが起こるものだ。こういった訓練を通して防災体制を整えていきたい」と講評した。