提案2議案を可決/市議会臨時会
「結の橋」運動場工事契約など
市議会(佐久本洋介議長)の臨時会が31日、市議会議場で行われ、提案された伊良部島小学校・中学校(結の橋学園)のグラウンド整備工事請負契約と、議決内容の一部変更についての2議案について審議され、全会一致で可決された。
同校のグラウンド整備工事請負契約については、契約金額は2億3883万460円で、契約相手は共和産業。工期は、議会の議決日翌日(11月1日)から2020年3月19日までとなっている。
議決内容の一部変更については、市海業センター取水管敷設工事(2工区)の設計一部変更に伴うもので、契約金額がこれまでの1億9535万1480円から2億2635万9380円となり、3100万7900円の増額となっている。
また、11月11日までの工期についても、25日間増えて12月6日までとなっている。
変更の主な理由については、台風接近等による大型作業船の荒天避難に伴うえい航費の加算や取水管路床堀作業において、硬度の硬い岩層が見つかり、当初の施工方法では掘削できないことから、砕岩による施工方法に変更したことに伴う増額などを挙げている。
台風による影響について、松原清光農林水産部長は「今回は7回の台風接近があり、そのうち5回の台風で大型作業船が避難しており、今回の変更もそれなどに伴うもの」と述べた。
また、床堀作業についても「ボーリング調査では近辺の調査が難しくリーフの内側の調査を基に設計はしてあった。岩層はある程度あるとの予測はしていたが、数量についてはなかなか把握できないことから、工事完了後に岩の量を確認して変更することになっていた」と説明した。