通学路が見通し良く
大掛かりに美化活動展開/千代田、広栄2社
地域貢献と環境美化の一環で、千代田開発(洌鎌昌美代表)と広栄開発(仲村智幸代表)は2日、平良の県営久貝団地東側にある公道の一部区間の約80メートルで大掛かりな清掃美化作業をボランティアで実施した。高木のガジュマルやホルトノキの太い枝や上部の幹を刈り取りするなど、集められたごみは2トン車の20台分あった。ふさがれていた通学路は見通しが良くなり、数年ぶりに良好な環境景観に戻った。
地域住民からボランティア清掃の要望を受け、千代田開発と同社の協力会社とされる広栄開発は快く引き受けた。
公道沿いの歩道は子供たちの通学路であったが、街路樹の繁茂や雑草の伸び放題でふさがれていた。危険な歩道のため、子供たちは車道の片隅を歩いたりしていた。
地域住民からは「子供たちが安全に、安心して通学ができない。何とかしてほしい」という声が上がっていた。
この日は、千代田開発の社員5人と広栄開発の社員8人の計13人が参加した。
重機1台、フォークリフト2台、電動チェーンソー3台、草刈り機5台を導入した。参加者はヘルメットをかぶり、軍手をはめてそれぞれの配置場所で作業に着手した。
参加者はフォークリフトに乗り、電動チェーンソーで高木の不要と判断される枝を次々と切り落とした。 大量の太い枝や雑草のほか、不法投棄されたペットボトルや空き缶などのごみは除去され、2トン車で運ばれた。
ボランティア清掃を実施した2社は「今後とも地域貢献と環境美化に努めていきたい」と意欲を示した上で「身勝手な不法投棄は絶対にしないでください」と訴えた。