最優秀に大石君ら6人/童話・お話・意見発表大会
47人が表現力など競う/来月、宮古で初の県大会
第53回宮古地区童話・お話・意見発表大会(主催・宮古地区PTA連合会)が3日、南小学校など4会場で開かれた。小学校低、高学年、中学校の各男女別の代表47人が内容や表現力を競った結果、大石空(かなた)君(多良間小3年)ら6人が最優秀賞に輝いた。今年の県大会は12月13日に、70回目の節目を記念して離島では初めて宮古島市で行われる。宮古地区最優秀賞6人を含めた県内6地区の代表約100人が参加予定。
男女8人が出場した小学校高学年の部には、家族のこと、学校での出来事、地域で考えたことなどを小学生の感性で生き生きと発表した。
審査員からは「原稿を良く覚えて発表した」「制限時間内に発表した」などと評価され「どちらが優れているのか判断するのが難しかった」と講評された。
低学年の部の童話発表には、男女人が参加。民話や伝説など創作物語を、ジェスチャーを交えながら元気に披露した。
「よりよい未来のために」と題し発表し、中学校男子で最優秀賞を受賞した下地凛さん(久松中3年)は「声を上げる時は、積極的に上げようという自分の体験をつづった。県大会ではかまないよう、原稿をしっかりと覚えて臨みたい」と話した。
中学生の意見発表には男女合わせて25人が登壇し、将来の夢、勇気、高齢者社会を考えるなど、多岐にわたるテーマで聴衆を引き付けた。
各部の最優秀賞受賞者は次の皆さん。(敬称略)
【小学校低学年の部】男子=大石空(多良間小3年)「神様の引越し」▽女子=新里仁菜(伊良部島小3年)「おこだでませんように」
【同高学年の部】男子=砂川昌璃(砂川小4年)「方言が教えてくれたこと」▽女子=西銘結衣(砂川小6年)「ゆいまーるの心」
【中学校の部】男子=下地凛(久松中3年)「よりよい未来のために」▽女子=真喜屋奏(平良中2年)「プラスとハートの思いやり」