「継続は力なりを心に」
平良氏、県功労者表彰で/那覇市で式典
【那覇支社】2019年度県功労者表彰式(主催・県)が3日、那覇市内のホテルで厳かに催され、沖縄振興に功績のあった10部門10人に玉城デニー知事から表彰状と表彰メダルが授与された。宮古地区からは、元宮古郡農協組合長で初代宮古和牛改良組合長の平良一夫氏(77)=市平良東仲宗根=が、農林水産部門における功績が認められて表彰を受けた。
平良氏は、地域の畜産業振興と発展に大きな功績があったことなどが認められ、今回の受賞となった。表彰を受けた平良氏は「『継続は力なり』と心に止めて、地域の畜産振興関係者の皆さまと、手を携えて一生懸命、頑張ったことが認められたのだと思う」と述べたほか、「貴重な受賞を契機に、今後も地域のために微力ながらも力を尽くしていきたい」と語った。
式典あいさつの冒頭で、玉城知事は、首里城の出火炎上に対して再建を誓うと述べた。その上で、「し烈な沖縄戦から戦後74年を迎えた今日、その復興と発展は県民一人一人のたゆまぬ努力によるもの。受賞される皆さんは、各分野で献身的に尽力され、ご活躍されたことは、県民が等しく認めるところだ。その功労に対して、県民を代表して感謝し祝意を申し上げる」と述べた。
このほか、県議会の新里米吉議長も祝辞を述べ、受賞者を代表して知念正雄氏(社会福祉部門)が「私たち個人のみに与えられたものではなく、私たちを支えてくれた人、みんなに与えられたものだと受け止めている」と謝意を述べた。