宮高男子が3冠達成/県高校新人卓球
単、複、学校対抗制す
九州への出場権獲得
第36回県高校新人卓球競技大会はこのほど、うるま市石川体育館で行われ、男子シングルスは宮高の兼島研斗、同ダブルスは同校の陸蓮苑・兼島幸祐が優勝を決めた。宮高は学校対抗戦も制し、9月の県新人選手権に続く3冠の達成。12月に宮崎県で開催される九州大会の出場権も得た。
男子シングルスを制した兼島は、同じ宮高の横田恵叶と決勝で対戦して3-0で勝利。男子ダブルスの決勝では、宮高の陸・兼島が前原の松田由瑞希・波平康汰をセットカウント3-2で下して優勝を決めた。
シングル4、ダブルス1の5ゲームの結果で争う学校対抗でも宮高の選手層の厚さが光った。前原を3-1で下し頂点に立った。
9月の新人選手権で3部門を制しているだけに、この大会の狙いも3冠に絞られていた。順当な結果に根木貴光監督は「良い状態で臨めた生徒もいれば、課題を残した生徒もいる」と振り返り、「各部門の上位をどれほど占められるか期待した大会だったが、最低限の目標は達成できた」と今回の結果に及第点を与えた。
主将の陸は「全体では評価できる試合内容だったと思うが、団体戦では覇気が足りず、弱くなってしまう部分が出た」と反省点を挙げた。学校対抗の九州大会では「前回は予選リーグを突破できなかったのでこれを突破し、ベスト4に入りたい」と決意を語った。
個人シングルスを制した兼島は「結果には満足している」としながらも、「決勝ではフォアハンドの連打力が弱かった。安定して打てるようにもっと練習を積む必要がある」と冷静に課題を見詰め、「来年夏のインターハイもしっかり取りにいきたい」と話した。
学校対抗で争われる九州大会は12月20日、宮崎県で開幕する。宮高は4強以上を狙って大会に臨む。