玉村さんら17人に伝達/秋の叙勲
知事が勲章、勲記手渡す
【那覇支社】2019年秋の叙勲・危険業務従事者叙勲の知事伝達式が8日、那覇市の知事公舎で行われた。児童福祉功労で瑞宝双光章を受章した愛心保育園長の玉村(旧姓高里)八重子さん(78)=城辺新城出身=ら17人が出席し、玉城デニー知事から勲章と勲記が手渡された。
伝達式で、玉城知事は「今日の県の発展は、各分野の第一線で常に精励され、優れた業績を上げられた皆さんの尽力のたまものであり、功績が認められたことは県民の大きな誇りとなっている」と長年の功績をたたえた。
玉村さんは「県知事から叙勲を伝達されて光栄に思うし、幸せです。これからも、これまで以上に健康に留意して、子どもたちや保護者の支援のために、職員と力を合わせて頑張りたいと心を新たにしている」と喜びを語った。
保育の道に携わって43年になる玉村さんは、旧宮古農林高校、沖縄短期大学を卒業後、保険会社へ18年間勤務。1979年に、那覇市内で認可外幼稚園を始めた。
その後、社会福祉法人玉重福祉会を設立し、愛心保育園を開園。また、第2愛心保育園、仲井真こども園、愛心児童クラブも開設。現在は、愛心保育園長と同福祉会理事長を兼ねる。今では、入所園児が合計約400人、職員は約80人を数えるという。
県内の受章者は、秋の叙勲が35人、危険業務従事者叙勲が43人(うち宮古関係3人)。知事伝達以外の受章者には順次、各省庁などで贈られる。