平良さんら3人が受賞/県教育関係職員表彰
教育の発展に貢献
【那覇支社】2019年度県教育関係職員表彰式(主催・県教育委員会)が8日、県庁講堂で開かれた。宮古関係では、功労者部門で北中学校の平良利江子(旧姓善平)さん(59、伊良部長浜出身)と、浦添市にある大平特別支援学校の喜舎場広子(旧姓平良)さん(60、城辺福里出身)、八重瀬町にある島尻特別支援学校の平田淳子(旧姓下地)さん(60、平良下里出身)が表彰された。
県教育委員会は、学校教育での教育実践などに顕著な成果を上げ、教育の発展に貢献した職員を対象に、その功績を毎年表彰している。今年度は、功労者部門で14人、優秀教職員部門で37人の計51人が、それぞれ平敷昭人教育長から表彰状を受け取った。
平良さんは、2013年度から「学校事務連携室」のリーダーを勤め、後輩の育成や指導に尽力したことなどが、喜舎場さんは、中学部の生徒による小学部での「読み聞かせ」を実践して大きな成果を収めたことなどが認められた。
平田さんは、児童生徒の指導だけでなく、初任者研修の講師を務めるなど後進の育成にも取り組んだことなどが評価された。
表彰式後、平良さんは「これまで支えてもらった多くの方々に感謝したい。今後も、先生方が生徒たちとスムーズに向き合えるような支援をしていきたい」と語った。
喜舎場さんは「地域の教育相談を地道に続けたことや、組踊部会などで20年以上ボランティア活動をしてきたことが評価されてうれしく思う」と話した。
平田さんは「先生方や、たくさんの方に協力してもらったことに感謝したい。これからは、地域に恩返しできるような活動をしていきたい」と語った。
表彰式で、平敷教育長は「皆さんの素晴らしい功績は教育の礎となり、本県の教育をしっかりと支え、今後のさらなる発展につながるものと確信している」と、あいさつした。