「歴代の関係者に感謝」/県緑化コン
狩俣中学校、特選受賞
【那覇支社】2019年度「緑の育樹祭」(主催・県緑化推進委員会)が9日、浦添カルチャーパーク内てだこ広場で開催され、狩俣中学校(久高三彦校長)が県緑化コンクール学校環境緑化の部で特選(県知事賞)を受賞した。久高校長は受賞後、「歴代の校長や保護者、PTA、地域の皆さん、生徒、学校の職員やスタッフに感謝したい。(学校の)歴史の重みです」と語った。
同校は、狩俣小中学校から分離して以来、創立45周年となる現在に至るまで校内緑化に努め、1995年には緑化コンクールで準特選に輝いている。今年度の生徒数は16人と少ないが、OBや地域の住人も一体となって緑化活動に取り組んでいることが評価された。
久高校長は、式典で受賞者代表として登壇し、「栄えある賞が頂けたことは、この上ない喜びであり、関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。緑化推進の取り組みは、生徒が愛着を持って慈しみ、育てるという心、思いやりの心が育ちます」と語った。
また、式典後には記者団に対し、「生徒数は少ないが、今後も子どもたちに何ができるかを、しっかり捉えていきたい。地域の学校であるということが一番大事だ。卒業生も、自分たちが植えた木のところで同窓会や同期会をしたりしている」と述べた。
同日は、学校環境緑化の部で狩俣中学校を含む3校が特選、1校が準特選(会長賞)となったほか、2校は入選(同)で表彰された。森林整備等の部では石垣市が受賞し、池間出身の川満誠一同市副市長が表彰状を受け取った。緑化功労者の部では、3個人・団体が表彰された。
主催者代表あいさつで、新里米吉同推進委員会長(県議会議長)は「入賞者の皆さまには、長年にわたる努力と功績に対して心から敬意を表し、お祝い申し上げる。委員会としても、緑の募金活動を積極的に展開し、緑豊かな県土緑化の推進を着実に実行していきたい」と述べた。
来賓あいさつとして、玉城デニー知事、吉住啓作内閣府沖縄総合事務局長、平敷昭人県教育長からのメッセージが披露された。