「地域発展に活用を」
沖糖が市に5000万円寄付
沖縄製糖の西平経史社長ら一行が11日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を表敬訪問し、8月の株主総会で新体制となったことを報告するとともに、同総会で退任した前会長の竹野一郎相談役からと新体制となった同製糖からの高額の寄付金を下地市長に贈呈した。
今回の寄付は、竹野前会長から3000万円。新体制をスタートさせた沖縄製糖から2000万円の合計5000万円。
竹野前会長からの寄付にについて、8月の株主総会で専務を退任した砂川玄悠さんが「竹野前会長からは、長期間にわたって宮古島市には大変お世話になったという感謝の気持ちを表したいとの思いがあり、今回の寄付となった。島の発展のために活用してほしいとの気持ちをぜひ受け止めて有効活用をしてほしい」と呼び掛けた。
新体制をスタートさせ意気込みを示した西平社長も「私たちは製糖業なので、島のサトウキビ産業の振興発展と農家のためにこの寄付金を有効に活用してほしい」と話した。
寄付金を受け取った下地市長は「沖縄製糖が新しい体制を整えて、スタートすることをうれしく思う。宮古は製糖会社が二つあり、ぜひ、これからも沖縄製糖が積極的に農家のために頑張ってくれることを期待しているし、市としても皆さんと一緒にサトウキビ農家支援を進めていきたい」と話し、寄付金の贈呈に感謝した。