離島フェア2019開幕
各島自慢の特産品PR/宮古地区から20団体出展
【那覇支社】「うちなー島の〝じょーとーむん〟が大集合!」をキャッチフレーズに、離島ならではの特産品をPRする離島フェア2019(主催・同実行委員会)が15日、那覇市奥武山の沖縄セルラーパーク那覇を主会場に開幕した。自慢の特産品が展示即売されるほか、特設ステージには宮古出身の下地イサムさんらも登場して離島の総合的な魅力をアピールする。同フェアは17日まで。
展示即売会には、宮古島市13団体と多良間村4団体を含む合計約140ブースが出展し、大勢の来客でにぎわった。「離島食堂」コーナーでは、宮古島市2団体、多良間村1団体などがブースを構え、離島の「味」をPRした。
会場に駆け付けた宮古島市観光商工課の宮國範夫課長は「離島フェアを活用して、宮古の魅力や特性などを県内外に発信してほしい。宮古のおいしい食材なども紹介して、宮古に関心を寄せる人が増えればと願っている」と語った。
多良間村の伊良皆光夫村長は「村民は島の特産品などを増やしながら、頑張っている。離島フェアを通して、島の観光産業の発展や特産品の開発にも一段と勢いが増している。島のPRにも大いに役立っている」と強調した。
同フェアは、各離島の魅力を県内外に発信し、離島の産業振興と地域間交流を促進することを目的に毎年開催されている。
買い物に訪れたという平良西里出身で那覇市在住の60代女性は「宮古の特産品がたくさん買えるのでうれしい。商品を見ると懐かしい気持ちになるし、やっぱりおいしい」と笑顔を見せた。
宜野湾市から来た島袋友子さん(54)は「なまり節と宮古みそを買った。各離島の特産品が一度に買えるので、毎年楽しみにしている」と語った。
開会式では、外間守吉実行委員長(与那国町長)が「年に一度の島の祭典として、島の魅力を気軽に体験できるイベントになりつつあることに、心より感謝する。会場内でゆっくりとお楽しみください」とあいさつした。