スキル向上で離職予防/若手社員定着支援セミナー
入社3年以内の新人・若手社員を対象にした定着支援セミナーが14日、宮古島商工会議所で開かれ、今年4月に入社したばかりの5人が互いの現況を話したり、言葉遣いや電話応対などを学んだ。
セミナーは県雇用政策課主催の新規学卒者等総合就職支援事業。グループディスカッションやビジネスマナーを学ぶことで仕事に対するスキルを向上させ、早期離職予防につなげることが目的。講師はオフィスキャリエールの小那覇りな代表が務めた。
小那覇氏は「沖縄では入社3年以内で%が退職すると言われている。高卒だとその比率はさらに上がる。就職して3年ぐらいで、自分に合わないかもと考え、次の事は辞めてから考えようという人が多い。3年のキャリアで辞めてしまっては、次の仕事でも給料はまず上がらない。年齢を重ねれば給料が上がっていく生き方をしてほしい」と話した。
セミナーでは「社会人になって気付いたこと、困ったこと」をテーマにディスカッション。参加者は「給料から差し引かれる税金が多いことに驚いた」や「時間管理がうまくできず、時には遅刻もある」、「年上の人とのコミュニケーションの取り方が難しい」、「自由時間が少ない」などと社会人になって感じていることを話した。
ほかに接遇用語、電話応対、自己肯定に導く考え方などを学んだ。