入賞者の努力たたえる
全国はがき筆文字展表彰式/実行委
開催中の第3回全国はがき筆文字展の入賞者表彰式が16日、市未来創造センター多目的ホールであり、市教育長賞に輝いた南小学校4年の下地侑里さんらに賞状と副賞が贈られた。はがき筆文字展は同所で17日まで開かれる。
表彰式で同実行委員会の伊志嶺亮委員長は「入賞おめでとうございます。文字の選び方、コメントの書き方もそれぞれの思いが込められている。今回は2000点近くの作品が集まった。皆さんの作品は今後、宮城県などで巡回展がある。巡回展はフランスのパリでも開かれる。筆の芸術が宮古発で世界へ発信される。来年はさらに良い作品を出品してほしい」と話した。
宮國博教育長は「多くの作品が寄せられ、その中から皆さんの作品が選ばれた。皆さんの日ごろの努力が認められた結果だと思う。漢字文化、日本の良さをしっかり理解してください。来年も良い作品が出品されることを期待している」と激励した。
島内からの入賞者は市教育長賞の下地さん、市文化協会賞に上野小3年の渡真利迦南さん、準大賞が14人、団体優秀賞が宮古高校と鏡原中学校、団体奨励賞が鏡原中学校、ガンズウ賞(長寿賞)が2人だった。表彰式には団体優秀賞と団体奨励賞を受賞した宮城県石巻市立湊小学校の坂本忠厚校長も出席した。同校は全校児童で作品制作に取り組み、出品数が団体として最も多かった。