子牛平均72万4000円/11月期肉用牛競り
3カ月ぶりに持ち直す
JAおきなわ宮古家畜市場の2019年11月期肉用牛競りが19日開かれ、子牛1頭平均価格は72万3944円と前月比4万6739円高と大幅に上げた。3カ月ぶりに70万円台に持ち直した。平均キロ単価も前月比で176円高と大きく上げ、2626円の値が付いた。枝肉の値動きは鈍いものの、素牛(子牛)相場は上げ傾向にあるようだ。
今月は子牛298頭の取り引きが成立した。平均体重は276㌔だった。
性別1頭平均価格は去勢が前月比3万4030円高の75万5386円、雌は前月より7万3360円高い66万3526円だった。
1頭の最高価格は雌の165万6600円。
平均キロ単価は、去勢が前月比138円高の2675円、雌は同比261円高の2524円と、いずれも2500円を上回った。
JAおきなわ宮古地区畜産振興センターの荷川取努センター長は「素牛相場が上がっているようだが、上場された牛がそろっていたことも高値の要因。良い牛は高く売れる」と話した。
子牛価格は、ここ2カ月連続で前月割れだったこともあり、市場は終日高値取り引きに沸いていた。
成牛を含む取り引き頭数は355頭。1頭平均価格は65万4810円、平均キロ単価は2152円の値が付いた。成牛、子牛を合わせた全体の販売額は2億3245万円だった。