漢那さんに「功績章」
全国漁業協同組合連合会/祝賀会開催
伊良部漁業協同組合の前組合長の漢那一浩さんがこのほど全国漁業協同組合連合会から漁業振興功績章を受章。その偉業を祝う祝賀会が30日、伊良部漁協で行われ、関係者から盛大な祝福を受けた。
同漁協によると、この功績章を宮古から受章したのは今回が初めてという。
受章について、漢那さんは「この受章は支えてくれた家族や組合を支援してくれた行政など関係機関のおかげ。これからも後輩たちの育成や伊良部島の漁業を盛り上げていくために頑張りたい」と意欲を示した。
漢那さんは、「第五喜翁丸」の船長として約40年間勤務。2013年から同漁協の組合長に就任し、膨れ上がった未収金の回収や組合員の経営の安定化、老朽化施設の更新による高機能化と効率化を図るなど、漁業全体の振興に寄与した。
そのほかにも、県漁連などの団体の役員も務めるなど、県内水産業をけん引してきた功績が認められての受章となった。
祝賀会では主催者を代表して同漁協の伊良波宏紀組合長が「長年にわたり伊良部島の漁業、地域の発展に尽力してくれた漢那さんは私たち漁民の誇り」とあいさつした。
祝賀会では、各種余興も行われ、漢那さんの功績をたたえるとともにさらなる活躍にも期待を寄せた。