農事功績者表彰を報告/上地さん夫妻
市長「最高の賞」と喜ぶ
大日本農会の2019年度農事功績者表彰で「緑白綬有功章」を受章した上野の上地良淳さんと妻の佳代子さんが6日、市役所平良庁舎を訪れて、下地敏彦市長に受章報告を行った。下地市長は「最高の賞だ」と喜びを共有し、「これからも自信を持って畜産を続けてほしい」と激励した。
上地さん夫妻は、肉用牛の繁殖と畜産経営で優秀な実績を挙げながら、地域のリーダー役として担い手の育成に精力的に取り組んでいる。また、主に良淳さんは母牛、佳代子さんは子牛の飼養管理を行うなど役割を明確に分担。ベストパートナーとして理想的な農業経営を続けている。
こういった活動が認められて農事功績者表彰を夫婦で受章した。市長への報告で良淳さんは「市や関係機関の支援と協力で飼養頭数の規模を拡大することができた」と感謝し、「今回思いも寄らない大きな賞をいただき、夫婦連名ということでさらにうれしい」などと受章の喜びを語った。
佳代子さんも「この賞は周囲の支援のおかげで感謝しかない。これからも夫婦2人で、息子夫婦とも一緒に頑張りたい」と話した。
報告に下地市長は「担い手の育成を含めて、日ごろの生産活動が認められたということだと思う。最高の賞だ」とたたえ、「これからも精進してほしい。さらに増頭させて宮古牛を内外にどんどんアピールしてほしい」と期待を込めた。
報告には、県宮古農林水産振興センターの長崎祐二所長や名嘉真清美農業改良普及課長らが同席した。