環境・エコ
2019年12月11日(水)8:57
サンゴ保全と観光両立/エコガイドカフェに環境大臣賞
自然保護などに貢献した個人・団体をたたえる生物多様性アクション大賞2019(主催・国連生物多様性の10年日本委員会)の表彰式がこのほど、東京都内で行われ、サンゴの保全活動などに取り組む「エコガイドカフェ」(市下地与那覇、猪澤也寸志代表)が環境大臣賞を受賞した。猪澤代表が10日、宮古毎日新聞社を訪れ「ノータッチサンゴと呼び掛け、環境保全と観光振興を両立させたことが評価された」と受賞の喜びを話した。
下地島は国内外の観光客の増加に伴い、岩場に育つ小さいサンゴが踏み荒らされる被害が出る恐れがあることから、「エコガイドカフェ」は空港などで動画を流してマナーの周知を行ってきた。
外国人観光客などがそのことを伝え聞き、海でダイビングなどの体験を通してサンゴの保全を世界中に拡散してくれたいう。
猪澤代表は「この活動に共感し、マナーを守って楽しむ観光を定着させていきたい」と抱負を語った。