宮総実生ベスト100受賞
島の特産品で商品開発
高校生ビジネスプランGP
宮古総合実業高校(平良淳校長)の生物生産科植物生産類型の生徒たちが「第7回想像力、無限大∞高校生ビジネスプラン・グランプリ」(主催・日本政策金融公庫)のベスト100に選ばれ、その表彰状授与式が日、同校で行われた。同グランプリを後援している沖縄振興開発金融公庫の桑江賢宮古支店長が生徒代表の砂川誉寿君(2年)に表彰状を手渡した。
「熱中症対策ゼミ」というグループとしてメインメンバー6人、サポートメンバー5人の計11人(全員2年生)で宮古島の特産品を活用した熱中症対策のための乳性飲料を開発し、ターゲット顧客や具体的な提供方法などをまとめている。全国409校から3808件の応募があり、その中でベスト100に選ばれた。
宮古島にはミネラルが豊富に含まれている雪塩や甘くておいしい黒糖、果樹のマンゴーなどがあり、それら宮古島の食材を活用し商品開発をすることで熱中症対策に役立てたいと考えて、商品開発に着手し、データを交えたプランを作成した。
桑江支店長は「全国3800件の中からのベスト100なので非常に優秀な成績。今回の経験を卒業後も生かして、宮古島の人材として頑張ってほしい」と激励。砂川君は「始めた時には選ばれると思っていなかったのでうれしい。7月からプランの作成に取り組み、夏休みも学校で研究した。商品はまだ完成していないのでみんながおいしく飲めて熱中症を予防できるより良い乳性飲料を作りたい」と話した。
このほか、平良校長、顧問の安座間康教諭も生徒たちの頑張りをたたえた。
受賞した生徒たちは次の通り。(敬称略)
メインメンバー=砂川誉寿、下地愛梨、平良風花、川満アイラメイ、具志堅開一、仲村理史▽サポートメンバー=大浦璃玖、桜井佑真、下地遥也、羽地耕平、與那覇太斗