搭乗橋3基すべて更新/宮古空港
段差無くし、乗降環境向上
宮古空港ターミナル(下地義治社長)の搭乗待合室から直接乗客を機内に誘導するボーディング・ブリッジ(可動式搭乗通路・旅客搭乗橋)3基のうち、2基の更新工事がこのほど完了し、16日から供用開始となった。昨年12月にはすでに1基が更新されており、今回すべて新しくなったことで、車いすやつえを利用する旅客を含め、これまで以上に乗降しやすい環境が整った。
新しい旅客搭乗橋について、同空港ターミナルの川満勝也専務は「新しい搭乗橋はトンネル内の段差をなくしたステップレスタイプになっており、安全で快適に通行できるようになっている」と話し、障がい者や高齢者に優しい環境となっていることをアピールした。
同ターミナルによると、これまでの搭乗橋は導入から22年が経過し、モーターならびに中央制御装置についてもメーカーの部品供給がすでに終了していることもあり、突発的な故障の際に迅速に対応できなかったという。
今回更新した2基の工事については、国土交通省の「訪日外国人旅行者受け入れ環境整備緊急対策事業費補助金(交通サービスインバウンド対応支援事業)」が活用された。
この補助金は5633万円で、旅客搭乗橋3基更新の総事業費は2億5350万円となっている。