建設の進捗立は25・8%/宮古空港施設増築工事
来年9月の供用開始へ
大幅に増えている観光客に対応するため、搭乗待合室などを拡張する増築工事を進めている宮古空港ターミナル(下地義治社長)は16日、11月末現在における同工事の建築、電気、機械それぞれの進捗(しんちょく)率を発表した。それによると、建築は25・8%、電気は15・2%、機械は31・0%となっている。
今回の増築工事では、ターミナルビルの西棟となる搭乗待合室側の1階部分を661平方メートル、2階部分を550平方メートル、東棟となる到着口手荷物引き渡し場側の1階部分を190平方メートル、2階部分を159平方メートル増築する。
今後の工事予定については、待合室が来年1月に地下タンク設置や内装工事などを予定している。
手荷物引き渡し場は、同1月にエスカレーター設置と内装工事、同4月にはベルトコンベアの改修などを予定している。
同空港ターミナルの川満勝也専務は「今年は台風が多かったことで工事に若干の遅れはあるものの、全体的には順調に進んでいることから、来年9月には予定通り供用開始できると思う」と話した。
今回の増築工事により、西棟2階搭乗待合室の座席数は現在の410席から160席増えて570席となる。
また東棟1階の手荷物引き渡し場では手荷物が運ばれてくるターンテーブルが現在の33・6メートルから約14メートル延伸され、対応能力が強化される。
工期は2020年8月末までで、事業費は全体で約8億3700万円。