県大会V、九州出場認定/吉永兄弟
ボクシングで好成績
宮古島出身の吉永涼介(KBC学園未来高1年)は、17日に沖縄水産高校で開かれた第54回県高校ボクシング選手権大会に出場し、ライトウエルター級で1位に輝いた。吉永羚将(平良中1年)は、15日に同校で行われた第8回県アンダージュニア選考会において、54-57キロ級で県代表に認定され、1月に大分県で開催される九州大会に出場する。2人は兄弟であり、沖縄本島から18日、帰島した。宮古空港ロビーには家族や知人が出迎え、2人を祝福した。
2人は、「知念ボクシングクラブ」に所属。元プロボクサーの知念建次さんから指導を受けている。
兄の涼介は中学生だった今年1月に開催された全九州アンダージュニア選考会で優勝し、高校でも実力を見せつけた。弟の羚将は兄の影響で小学5年生からボクシングを始め、選考会では同階級に対戦相手がいなかったため、違う階級の選手とスパーリングを行った。
兄涼介は「1年ぶりの試合だったので緊張したが、高校での良いスタートが切れた。次の大会では初戦から決勝までRSC(プロのテクニカルノックアウトに相当)で勝つ」と意気込みを語った。
弟羚将は「選考会ではスパーリングだったので実感が沸かない。県外の選手と試合するのは初めて。しっかり走り込んで体力をつけ、大会に臨みたい」と話した。