11/23
2024
Sat
旧暦:10月23日 友引 辛 
社会・全般
2019年12月24日(火)8:59

親子で宮古凧づくり

竹で骨組み、三角羽根も/大空舞う姿想像し


伝統の宮古凧づくりに挑戦する親子=22日、宮古青少年の家

伝統の宮古凧づくりに挑戦する親子=22日、宮古青少年の家

 親子宮古凧(たこ)作り教室(主催・宮古ライオンズクラブ、宮古青少年の家)が22日、宮古青少年の家で行われた。14組38人の親子が参加。竹を使った骨組みから、紙貼り、糸張りまでを行い完成させた。参加者は、凧作りを通して親子の絆を深めるとともに、新年の空に高く舞い上がる手作り凧を頭に描いた。

 宮古凧は長方形で、凧の左右に黒い三角形の紙を羽根のように張ることや、凧の裏側に骨を固定する正方形の紙を張ることが特徴。空に揚げると「ブィーン」と音を立て、鳥のように見えることから方言で「カビゥトゥ(紙の鳥)」と呼ばれている。

 この日作った凧は、来年1月12日に平良港のトゥリバー地区で開催される「第30回新春親子凧揚げ大会」(主催・宮古ライオンズクラブ)で揚げられる予定。

 参加者は講師の砂川玄栄さん、親泊宗二さんの指導を受けながら、古くから伝わる伝統の凧作りに挑戦した。

 平戸新也さん(48)は息子の敦己君(7)と前回に続いての参加。新也さんは「伝統文化を覚えたいけど難しい。宮古凧は引きが強く、ひもを通して風を感じる。前回の凧揚げ大会では凧の骨が折れて、あまり揚がらなかった。今回はそのリベンジになる」と笑顔だった。

 講師の砂川さん(70)は「子どものころは正月と言えば凧揚げだった。今のように道具がなく、のりの変わりにご飯粒、糸張りの穴は線香を使って開けていた。そういえば尻尾は細長いつるの植物を付けていた」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!