豊かな島づくり訴え/下地市長
「仕事納め」で訓示
活力ある1年振り返る
宮古島市は27日、2019年の業務を終了し同日、仕事納めを行った。下地敏彦市長は市職員を前にした訓示で、「活力ある1年だった」と振り返り「来年はもっと忙しくなる。宮古島市が大きく発展を遂げる時代に自分たちが一緒にやっているという誇りを持って頑張ってほしい」と述べ、豊かな島づくりとさらなる活性化へ協力を呼び掛けた。年末年始の休暇は9日間で、2020年の仕事始めは1月6日から。
下地市長は同日朝から、各支所や関係各課を回って訓示し、職員の今年1年の働きをねぎらった。
このうち、市役所平良庁舎では▽伊良部島小学校・中学校の開校▽市未来創造センターの供用開始▽小中学校のへの空調設備の設置▽小中学校での危険壁をフェンスに交換-を行ったことを挙げ「教育環境の整備も充実してきた」と強調した。
これらを踏まえて「今年も本当に皆さんにそれぞれの持ち場で力を発揮してもらった。今の宮古島は活力があると評価されている。皆さんの市民のために頑張ろうという気持ちの表れ」と職員をねぎらった。
一方、20年に向けては「合併して15年。新しい庁舎もできる。画期的なことで一つの庁舎で市民サービスをすることで市の職員としての一体感も生まれる。来年は移転のための準備をしないといけない。行政の停滞は許されないため、年明けからは新しい庁舎に移転しどのように行政を始めるかを対応してほしい」と訴えた。
また、「漲水港は14万㌧級のクルーズ船が着岸できるようになる。年に300回以上のクルーズ船が来る予定でそれをいかにサポートするかが市の課題。来年はもっと忙しくなる。宮古島市が大きく発展を遂げる時代に自分たちが一緒にやっているという誇りを持って頑張ってほしい。来年も一緒に頑張っていこう」と呼び掛けた。