工事進捗率91%に
来年4月供用開始
市リサイクルセプラザ棟
宮古島市が平良西仲宗根のクリーンセンタ-敷地内に建設を進めている市リサイクルセンター(プラザ棟)建設工事の進捗(しんちょく)率は91・5%(11月30日現在)となっている。当初は11月30日までの工期だったが基礎コンクリートの使用量増加や台風の相次ぐ襲来などで工期が延長。新しい工期は2020年1月20日までとなっている。市振興開発プロジェクト局は「来年2月末までには環境衛生課へ引き渡しできる」と話した。
プラザ棟は総事業費5億900万円で鉄筋コンクリート2階建てとなっている。市では2012年度からごみ処理施設の整備を進めており、同棟が完成すれば全ての施設が完了する。プラザ棟、工場棟、ストックヤード、ごみ焼却施設など全ての総事業費は79億5000万円。
プラザ棟は、建築面積853平方㍍、建築延床面積1673平方㍍、鉄筋コンクリート2階建て。
機能としては▽修理・再生機能(家具工房、自転車工房)▽展示・提供機能(再生品展示、不用品情報交換、フリーマーケット、貸し出し提供)▽情報提供・学習(リサイクル体験、各種教室、厨房〈ちゅうぼう〉機能)▽地域活動の支援(講演会・イベント、地域活動)-を定めており、同施設ではリサイクルに関する講座やイベントの開催、施設見学、リサイクル品再利用による貸し出し、無償提供、販売などを行う。
家具工房では家具の簡易な修繕、貸し出し提供では再利用可能な食器や書籍、ベビー用品などを貸し出すことを検討。これらの品物はごみとして搬入された中から選別し、書籍の選別は図書館の廃棄図書からも行われる。
市振興開発プロジェクト局は「リサイクルセンターの整備に関する事業は今年度が最終年度。プラザ棟は台風襲来や地盤改良に必要な基礎コンクリートの使用量増加などで遅れが出ているが工期までに完成する。20年4月の供用開始は問題ない」と説明した。