結の橋Vに地元大歓声/県小学バレー男子
選手と一体、歓喜の輪/「バレー王国」の強さ示す
第42回りゅうぎんカップ県小学生バレーボール大会男子の決勝戦が28日、伊良部島小学校・中学校体育館で行われ、結の橋クラブ(伊良部島小)が西原南クラブを2-0で下して優勝した。会場で応援する児童や保護者、地域の人たちが優勝が決まった瞬間、一斉に「やったー」と拳を突き上げ、歓喜の輪が広がった。
結の橋は大会会場が自校ということもあり、多くの声援と期待を受け、順調に決勝まで勝ち進んだ。
決勝戦は同校の児童や保護者、地域の人たち、大会に出場した他の宮古代表チームの選手らがコート横に陣取った。
試合開始前から同校の児童たちが校歌を歌ってウォーミングアップ中の選手たちを鼓舞した。2階ギャラリーからは選手の保護者らがのぼりを掲げ、メガホンを手に声援を送った。
第1セットは序盤から結の橋が優位に試合を進め、得点を重ねるたびに大きな拍手と歓声が会場を包み込み込んだ。
第2セットも結の橋が先制するも西原南も必死に食い下がり、逆転に成功した。結の橋も追い付くなど、互いに点を取り合い、一進一退の攻防が続いた。
手に汗握る展開に応援する児童たちも一喜一憂し、メガホンで床をたたいてリズムを取り、掛け声を合わせて応援した。
西原南に先にセットポイントを取られたが、すぐに追い付き、マッチポイントを取り返すと会場の熱気がヒートアップした。
結の橋が23-21で西原南に勝利し、優勝を決めると、両手を広げてバンザイしたり、拳を振り上げガッツポーズをしたり、立ち上がってハイタッチをしたりと喜びの渦が巻き起こった。
選手の保護者の前里美香さんは「地元開催の大会で優勝できて良かった。普段、練習している体育館が会場ということも大きかった。みんな良く頑張ってくれた」と喜びを話した。