新城さん(下地中1年)が優秀賞/中学生「水の作文」コン
「水の大切さ」訴える
【那覇支社】第42回「全日本中学生水の作文コンクール」地方審査の表彰式が27日、県庁で行われ、宮古地区からは新城帆野佳さん(下地1年)の作品「すべての人に水を届けるために」が最高賞の優秀賞に輝いて県知事表彰を受けた。新城さんらの県内優秀作品5点は、国土交通省主催の中央審査会に県代表として推薦される。
表彰を受けて、新城さんは「とてもうれしい。離島での水の大変さを伝えたかった。これからも自分にできることに一つ一つ取り組んでいきたい」と喜びを語った。
審査員講評では、新城さんの受賞作品について、「生活している島の歴史を学ぶ中で、水のありがたさを感じるとともに、目の前の現実から広く世界へと視点を広げて意見を述べた後に、自分の身近な話題に戻る文章の流れが素晴らしい」と高く評価している。
同コンクールは、8月1日の「水の日」・「水の週間」(8月1~7日)関連行事の一環として、水資源の有限性や水の貴重さ、水資源開発の重要性に関心を高める目的で、毎年県が中学生を対象に実施している。今回は、県内中学14校から43点の応募があり、優秀賞5点と入選5点の計10点を選定した。
主催者あいさつで、金城敦企画部統括監は「水は生命の源であり、共通の財産。今後とも限りある貴重な水の大切さについて県民の理解を求め、安定的な水の確保に取り組みたい」と述べた。