下地氏、離党届け提出/議員辞職は20日までに結論
【那覇支社】日本型カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、中国企業「500ドットコム」側から現金100万円の受領を認めた日本維新の会の下地幹郎衆院議員(58)=比例九州=は7日、所属する同党に離党届を提出したことを明らかにした。同日に行われた同氏後援会の会合で支持者らに説明した。議員辞職については、1月20日に開会する通常国会までに熟慮して、その進退について明らかにしたいと述べた。
下地後援会の会合には、約200人の支持者らが集まった。下地氏によれば「後援会の皆さんから、さまざまな意見を聞くということが趣旨であった」と述べ、その上で、「どのような結果になっても、支持者あっての私なので、十分に意見を聞き、政治を続けたいという気持ちがある」と述べた。
記者団の議員辞職に対する質問には「結論は、きょうは出さない。近いうちに決断し、お知らせしたい」と答えた。
また、問題となった贈賄容疑で逮捕された「500ドットコム」社元顧問の紺野昌彦容疑者からの100万円受領と政治資金収支報告書について、下地氏は収支報告書の訂正は、7日午前に行ったことを明らかにし、受領した金銭の返金については「弁護士の方で調整をしている」と述べた。