出産祝金交付が増加/宮古11月末時点
前年度比36件増の391件
宮古島市の出産祝金交付事業で交付された件数は391件(2019年11月末現在)で前年度の355件を36件上回り400件を超える見込みだ。児童家庭課では母子手帳の発行数などで今後の出生数の推移を予想しており、20年度の予算を要求している。
同祝い金は次代を担う子どもの誕生を祝福しその健やかな成長を願い子育て支援をするとともに、保護者の経済的負担の軽減を図ることを目的に行われている。これまでは第3子以降の出生時に5万円を交付していたが、18年度から新たに第1子まで対象を拡大。第3子以降は変わらずに第1・2子へは3万円を交付する、
市の18年度交付状況は355件で1379万円だった。19年度はこれを50件以上回るペースで推移している。同課では20年度はさらに出生数が伸びると予想しており、「漏れのない給付をしていきたい」と話した。
対象となるのは同一世帯の出生児でその父母が出産予定日の1年前から宮古島市に住所を持ち、出産後も出生児と同居または監護している人などとなっている。交付申請には母子手帳、交付申請者名義の普通預金通帳、印鑑(認印可)の3点を持参し、市児童家庭課または市役所各支所担当窓口で申請手続きを行う。
交付申請では子が誕生した日から3カ月を経過し1年以内(その申請期間後は受給資格が消失する)また、申請者や世帯員が保育料や市民税などを滞納している場合は交付されない場合がある。
同課でも「保護者の経済的負担を軽減するために利用できる人はぜひ利用してほしい」と呼び掛けている。問い合わせ先は同課(73・1966)まで。