県がCO2吸収量を認証/美ぎ島ネット
緑化推進機構会長賞も
美(か)ぎ島(すま)宮古(みゃーく)グリーンネット(会長・下地敏彦市長)は14日、宮古森林組合で会見を開き、県認定のCO2(二酸化炭素)吸収量認証書と国土緑化推進機構会長賞の受賞を報告した。城辺の西東地区で約46㌧のCO2吸収量があることが算定されたという。
会長賞は、ふれあいの森林づくりに顕著な実績を上げ、緑化の推進に寄与したとして、昨年12月の全国育樹祭の中で表彰された。
CO2吸収量認証書は温暖化対策への環境貢献、社会貢献の証しとして広報活動に用いることができる。
今回は同団体が植栽や保育を行っている西東地区を申請。今後、樹木の成長により、2019年4月から24年3月までの5年間で、約46㌧の吸収量があることが算定された。
植栽は狩俣や池間などでも行われており、申請することで同様に認定される見込み。
会見で下地会長は「活動はボランティアでやっている。台風14号で被害を受け、みんなで緑を回復しようと始めた活動が認められた。今後も続けていきたい」と述べた。
美ぎ島ネットは03年の台風14号の被害を受けたことをきっかけに始動。05年6月に結成し、昨年12月までに植樹などを71回実施し、約4万本、面積延べ9・8㌶で植栽をしている。