JAの葬祭ホール開所
組合員要望に応える
関係者がテープカット
地区本部北側に隣接
JAおきなわの葬祭会館「JA虹のホールみやこ」の開所式・祝賀会が15日、市平良西里の同所などで行われ、関係者らが開所を祝った。会館はJAおきなわ宮古地区本部北側に隣接し、葬祭ホール棟、家族室棟、65台収容の駐車場を設けた。
JAおきなわの普天間朝重理事長(代読)は「宮古地区での斎場建設は多くの組合員からの要望が高まる中、開所式を迎えることができた。JAの葬祭事業は生活関連の重要な事業の一つとして沖縄本島全域および宮古地区で事業を行っている。宮古にセレモニーホールを開設することで組合員をはじめ地域の皆さんに利用してもらえることをうれしく思う」とあいさつした。
開所式では経過報告や下地敏彦市長(代読)が来賓あいさつした。下地市長は「JAは丁寧なサービスを心掛け、地域に根差した葬祭事業を展開してきた。少子化が進み急速に変化している社会の中で人々の葬祭事業に対するニーズも多様化し、新たな葬祭事業の拠点の整備が切望されていた。ここが市民の文化的な葬祭事業の拠点として貢献することを期待している」と述べた。JAおきなわの福里秀彦専務、小禄博信経営管理委員らがテープカットした。この後、内覧会に引き続き、JA宮古地区本部ホールで祝賀会が開かれ、施工した尚輪興建の下地喜広社長に感謝状が贈られた。
同会館は2015年に建設の必要性が提案され、16年10月に建設が決まった。18年8月に着工し、このほど竣工(しゅんこう)した。敷地面積は5066平方メートル。鉄骨造りの平屋で建築面積は葬祭ホールが730平方メートル、家族室棟(別館)が106平方メートル。
24時間対応で、電話は72・0983。