ミス沖縄に山里さん(久松出身)/「宮古との架け橋に」と抱負
【那覇支社】沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB・下地芳郎会長)は26日、浦添市の国立劇場おきなわで、沖縄観光を県内外でPRする「第39代ミス沖縄選出大会」を開催し、書類審査や面接審査に合格したファイナリスト10人が、特技などを披露して最終審査に挑んだ。
審査の結果、スカイブルーに琉球大学4年の岩本華奈さん(22)=那覇市、同市首里出身=、コバルトブルーに歯科衛生士の山里ひかるさん(28)=浦添市、宮古島市久松出身=、クリーングリーングレイシャスに看護師の新里瑞紀さん(28)=東京都目黒区、うるま市出身が選ばれた。
山里さんは「地域に寄り添い、その声をしっかり県内外でもPRして、出身地である宮古島との懸け橋にもなりたい」と抱負を述べた。
岩本さんは「ファイナリストの気持ち、県民の気持ちを背負って、元気で明るく楽しい沖縄の魅力を県内外にアピールしていきたい」と話した。
新里さんは「県外にいて感じる沖縄の良さ、『ゆいまーる』や『うとぅいむち』(おもてなし)の心がつくる県民性を伝えていきたい」と気持ちを込めた。
ミス沖縄2020に選出された3人は、研修期間を経て、4月1日から1年間、県内外で催される行事などで、「沖縄観光親善使節」として本格稼働する。
ミス沖縄の王冠とたすきを、現コバルトブルーのスピーナ瑛利香さんから受け取った山里さんは、久松小、久松中、宮古高校までを宮古島市で育った。現在は浦添市の歯科医院で歯科衛生士として勤務している。
山里さんは「宮古島から日帰りで会場に応援に来てくれた友人もいた。両親は、ずっとユーチューブの実況を見て応援してくれた。まずは感謝の気持ちを伝えたい」と述べて、「宮古島の良さをしっかりと学んで、皆さんの応援に恩返しができるよう頑張っていきたい」と話していた。