古謝さん(宮工3年)を表彰
県児童生徒表彰式
学内活動な どで「他の模範」
【那覇支社】教育や文化、スポーツの分野で優秀な成績を収めたり、学内活動などで他の模範となったりした児童生徒や団体を称える「2019年度県児童生徒等表彰式」が29日、県庁で開催された。宮古地区からは、古謝竜樹さん(宮古工業高校3年・自動車機械システム科)が「他の児童生徒の模範部門」で表彰状を授与された。
同表彰式は1997年の創設で、県教育の一層の充実、発展を図る目的で毎年実施している。同日は、教育・文化活動部門で12個人8団体、スポーツ活動部門で20個人4団体、他の児童生徒の模範部門で14個人が選出され、平敷昭人県教育長がそれぞれに表彰状を手渡した。
古謝さんは、県内の工業高校生が技術を競う「沖縄ポリテックビジョン2019」の機械加工コンテスト部門で、回転する刃物を使って金属材料を加工するフライス盤職種の最優秀賞を受賞した。清掃や学級活動、生徒会長としての任務も果たすなど、目標達成に粘り強く努力する姿が「他の児童生徒の模範」と評価された。
式典後、古謝さんは「このような賞を受賞でき、とてもうれしい。先生方のおかげで、さまざまな経験ができ、成長できた。とても感謝しています」と喜びを語った。卒業後は日産車体に就職が決まっているといい、「(就職後も)いろいろな資格に挑戦したい」と意気込みを述べた。
学校の部活動(ものづくり部フライス盤班)で古謝さんを指導してきた真境名隼人教諭は「古謝さんは、県大会優勝だけでなく、全国の大会へも出場した。夏休みは、進路だけでなく生徒会長としての活動、全国大会、複数の資格検定への挑戦も行った。彼の頑張りが評価されてとてもうれしい。後輩たちも、先輩の姿を見て頑張ってほしい」と語った。